双極性感情障害による事後重症請求で障害基礎年金2級。年間78万円の受給事例
年齢:女性(20代)/ 無職
傷病名:双極性感情障害
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約78万円/年額 事後重症
相談者の状況
知り合いの就労支援施設の方からの紹介でした。ご自身で初診の証明(受診状況等証明書)までは取得したとのことですが、その後体調を崩し、請求ができていないとのことでした。現在も体調が悪く、外出も困難なためサポートをしていただきたいとの依頼でした。詳しいお話をお聞きするため、就労支援施設のスタッフの方とご本人に当センターの無料相談会に来ていただくことになりました。
当センターによるサポート内容
取得した受診状況等証明書は、13歳時の時のもので20歳前傷病ということで手続きを進めることになりました。念のため20歳時の認定日の状況を確認したところ、その頃は大学生で通院も不定期で症状も軽かったとのことで、事後重症請求を行うことになりました。ただし現在通院している病院の主治医には障害年金請求の話をしていないということでしたので、診断書依頼の前に主治医に診断書記載の了承を取ってもらうようお願いしました。その後体調が悪化したということでしばらく連絡がありませんでしたが、数ヵ月後に診断書の了承を取ったと本人より連絡がありました。診断書作成を依頼する際は日常生活状況が反映されるように書類を添付しました。「病歴・就労状況等申立書」には日常生活・就労状況、病状や困っていることなどを細かく聞き出し作成しました。
結果
障害基礎年金2級取得、年間約78万円を受給されました(事後重症受給)。
ポイント
今回は初回面談時に初診証明を取得できていたので、比較的スムーズに請求までできるかと思っていましたが、途中ご本人の体調悪化や診断書の記載漏れがあり、請求まで少し時間がかかってしまいました。障害年金はさまざまな理由により、請求を途中でやめてしまう方が多いと聞きます。そういうときこそ私たちのような専門家にぜひご相談いただきたいと思います。