うつ病による事後重症請求で障害厚生年金2級。年間145万円の受給事例
年齢:男性(50代)/ 無職
傷病名:うつ病
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約145万円/年額 事後重症請求
相談者の状況
ご本人から電話で問い合わせがありました。病歴が長く、軽快して就職しても症状悪化からどれも長くは続かず、現在も就労できない状況が続いているとのことでした。今後も就労できるか分からないので将来の事を考え障害年金の請求を考えているが、詳しい内容が分からないので教えてほしいとのことでした。詳しくお話しを聞くため、ご本人に当センターの無料相談会に来ていただくことになりました。
当センターによるサポート内容
初診日が17年前でその病院に問い合わせたところカルテは残っていませんでしたが、受診受付簿が残っていました。その病院で可能の範囲で「受診状況等証明書」を記載していただきました。またカルテに基づいての記載ではないため、次の病院でも証明書を取得しました。診断書作成依頼の際には、日常生活状況がきちんと反映されるように書類を添付しました。「病歴・就労状況等申立書」は病歴も長かったので日常生活・就労状況、症状や日常生活で困っていたことなどを細かく聞き出し記載しました。
結果
障害厚生年金2級取得、年間約145万円を受給されました(事後重症受給)。
ポイント
今回は初診日20年近く前でしたのでで初診日を証明ができるかが心配でした。カルテは残っていませんでしたが受診受付簿で「受診状況等証明書」を記載していただくことができました。「受診状況等証明書」はカルテに沿って記載しなければありません。それ以外のものに沿っての記載ですと次の病院でも取得が必要になります。病院に問い合わせをしてカルテがないと言われても受付簿やアンケート等が残っていないか確認することも必要です。