右腕神経叢麻痺(全型)で障害基礎年金2級。年間100万円の受給事例
男性(30代)/無職)
右腕神経叢麻痺(全型)
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給月からの総支給額:約100万円/年額(永久認定) 事後重症請求
相談時の相談者の状況
10代の頃の交通事故が原因で右手を負傷し、その後リハビリを継続するも全く動かなくなり、18歳の頃から3級の障害者手帳は取得していました。その後、右足の筋力も衰えてきていて歩行にも支障が出るような状況になり、インターネットで障害年金のことを知り、自分でも受給資格があるのではないかということで当センターにご相談にいらっしゃいました。
相談から請求までの当事務所のサポート
ヒアリングの結果、請求を行うことになりましたが、初診日が17年以上前ということで、初診日証明が取得できるかが大きな問題となりました。案の定、事故後すぐに救急搬送された病院にはカルテが残っていませんでした。しかし2番目の病院に奇跡的にカルテが残っており、そこに初診病院の記載が詳細に残っていました。診断書は症状がきちんと記載されるよう未記入箇所をなくし、申立書は日常生活で不便なことをわかりやすく記載しました。
結果
障害基礎年金2級取得、年間約100万円を受給されました(事後重症請求)
ポイント
20歳前傷病での障害だったため、障害認定日は20歳になります。この時期に病院を受診していれば、もしかしたら遡及申請が可能だったかもしれません。また事故での障害の場合、第三者行為事故状況届が必要ですが、17年も前のことでしたので作成が大変でした。