双極性感情障害による認定日請求で障害厚生年金3級。年間58万円の受給事例
年齢:女性(40代)/ 無職
傷病名:双極性感情障害
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
支給月から更新月までの総支給額:約58万円/年額 認定日受給
相談者の状況
知り合いの方からの紹介でした。3年ほど前に地元で窓口業務を行っていたが、お客さんのクレームや問い合わせが多く、ミスや物忘れをすることがしばしばあり、上司や同僚からいつも叱られていたとのことでした。不眠が続くようになり気持ちの落ち込みから職場を休職し、精神科を受診するも症状は改善せず、家族とも不仲になり東京に出てきたようで、アルバイトをするも長くは続かず、現在は親からの仕送りで凌いでいるとのことでした。障害年金の請求を行いたいということで、当センターの無料相談会に来ていただくことになりました。
当センターによるサポート内容
ヒアリングしたところ、認定日請求も可能と判断しましたが、その頃は初診とは違う地元の病院に通院していたため、ご本人に認定日時点の診断書を記載いただけるかどうか病院に確認していただきました。結果、記載は可能ということで認定日請求を行うことになりました。初診日の証明はこちらで取得し、認定日の診断書もこちらで病院に郵送依頼をしました。現在の病院は認定日の診断書を取得した後に診断書を依頼しました。両病院とも診断書を依頼する際には、日常生活の状況や現在の病状等書類を添付しました。「病歴・就労状況等申立書」には発病から現在までの就労や休職の状況、日常生活で困っていることなどを細かく聞き出し作成しました。
結果
障害厚生年金3級取得、年間約58万円を受給されました。
ポイント
今回は初診の病院と認定日の病院が地元(九州)ということもあり郵送で対応したため少し請求まで時間がかかりました。また現在の生活が一人暮らしということもあり3級での認定になりました。ただし認定日が認められ少し遡及で受給できたため、本人は安心されたようでした。