ご本人から電話でお問い合わせがありました。生まれつきの脳性麻痺から歩行が困難で幼少期は両足に補装具をつけて歩行機で歩行していたようです。障害者手帳はすぐに取得をし、手術も何回か行いましたが、改善はなかったようです。その後障害者枠で就労していましたが、インターネットで障害年金のことを知り、自分も受給できるかどうか知りたいということで無料相談会に来ていただきました。概要を説明したところ、請求を希望されサポートをすることになりました。

脳性麻痺との障害名から初診日は出生時となり、認定日請求も可能と判断し、２０歳頃の病院受診を確認したところ、受診がありカルテも残っていることが判明しました。病院に確認したところ、認定日の診断書の記載をしていただけるということで依頼をしました。当時の主治医もその病院にまだ居られて、久しぶりということで診察をしたところ、現在の診断書記載可能ということになり、その病院で認定日と現在の診断書２枚記載いただきました。「病歴・就労状況等申立書」は、就労状況や日常生活状況で不便なことや困っていることや詳細に聞き取り作成しました。

障害基礎年金２級、年間約７９万円を受給されました（認定日受給）

今回は脳性麻痺での請求だったため、診断書を記載いただいた病院に生後６か月時に受診していたため、初診日の証明は必要ありませんでした。また認定日の２０歳頃にもその病院に通院していたので、診断書の取得はスムーズにできました。以前同じ脳性麻痺の方の請求がありましたが、２０歳頃に病院受診がなかったため、現在の診断書に「認定日頃も現在の症状とは変わらない」旨の記載をしていただきましたが、審査段階で認定日の診断書の提出を求められました。結局認定日の診断書は提出できず、その代わりあらゆる申し立てをしましたが。認定日は認められませんでした。