高安動脈炎 心不全 大動脈弁閉鎖不全症による事後重症請求で障害厚生年金2級。年間160万円の受給事例
- 年齢
- 女性(30代)/休職中
- 傷病名
- 高安動脈炎 心不全 大動脈弁閉鎖不全症
- 決定した年金種類と等級
- 障害厚生年金2級
- 受給額
- 約160万円/年額 事後重症受給
相談者の状況
ご本人から電話で問い合わせがありました。発症時は背中や脇腹の痛みで整形外科を何件か受診し、レントゲン検査等を行いましたが異常はなかったようです。その後も就労を続けましたが、痛みがひどくなり、大学病院で精密検査をしたところ、血液検査で異常が発見され、引き続き精密検査を受けたところ、高安動脈炎と診断されました。その後も検査入院をしたところ大動脈弁閉鎖不全症、慢性心不全も併発しているとのことで、会社は休職になったとのことでした。頻脈や立ち眩み、めまい等の症状があるということで、ご自宅近くでお会いし、障害年金の話をさせていただきました。ご本人が動くことができず、ご主人も仕事が忙しいため、サポートを希望され、一緒に進めることにしました。
当センターによるサポート内容
初診日が痛みで受診した整形外科といことでしたが、受診した順番がハッキリしなかったため、こちらの方で何件か病院に確認し取得しました。高安動脈炎は膠原病科に大動脈弁閉鎖不全症と心不全は循環器内科に通院していたため、各々の科で診断書を記載いただき2枚作成しました。診断書依頼時には、現在の症状や日常生活状況が正しく伝わるよう、書類を添付しました。また出来上がった診断書に不記載の項目があったので、あらためて追記等の依頼も行いました。病歴就労状況等申立書は、病状や日常生活状況がわかるよう細かく記載しました。
結果
障害厚生年金2級
ポイント
今回は、病状が多岐にわたり、サポート当初はどの傷病で請求するのが一番良いか悩みました。一つ一つ認定基準を細かく精査しましたが、良い答えが出なかったので、総合認定も踏まえ、現在の病状すべての診断書を出すことにしました。結果2級に認定され、ご本人も体調が悪かったので良かったと思います。