心不全、拡張型心筋症による事後重症請求で障害厚生年金2級。年間185万円の受給事例
- 年齢
- 男性(60代)/会社員
- 傷病名
- 心不全 拡張型心筋症
- 決定した年金種類と等級
- 障害厚生年金2級
- 受給額
- 約185万円/年額(配偶者加算あり) 事後重症請求
相談者の状況
ご本人から電話で問い合わせがありました。現在は60歳以上で在職老齢年金を受給しながら就労しているが、半年くらい前から心臓の状態が悪く、今年に入って入退院を繰り返しているということでした。もともと15年くらい前から健康診断で不整脈等の異常を指摘され、定期的に通院をし、仕事や日常生活は支障なく送っていたとのことでした。障害年金の事を最近知り、在職老齢年金を受給している自分は請求対象になるのかなど請求方法等詳しく教えて欲しいとのことでした。詳しくお話しを聞くため、ご本人と奥様に当センターの無料相談会に来ていただくことになりました。
当センターによるサポート内容
まず現在の病状が障害年金の認定要件に該当するか確認するため、検査結果の詳細の聞き取りを行いました。精査した結果、該当しそうでしたので、老齢年金と障害年金の併給についてご本人に説明し障害年金を請求することにしました。初診の病院にはカルテが残っていなかったので、次に受診した病院で受診状況等証明書を取得しました(初診の病院からの紹介で受診していたため紹介状があり、初診日の確定をすることができました)。病歴・就労状況等申立書には就労状況や日常生活状況、また普段困っていることなどを聞き取り細かく記載しました。
結果
障害厚生年金2級取得、年間約185万円を受給されました(事後重症受給)。
ポイント
心臓障害での認定は、ペースメーカーなど人工の装置等を体内に入れていない場合、検査結果がとても大事になります。今回は就労していたこと、老齢年金を受給されていたこともあり慎重に進めていきました。検査結果を事前に確認し認定がでそうだということをご本人にお話し請求することにしました。また初診が15年以上前だったので初診の確定が難しいと考えていましたが、次に受診した病院に前病院の紹介状もあったため確定することができました。