うつ病による事後重症請求で障害厚生年金2級。年間189万円の受給事例
- 年齢
- 男性(40代)/無職
- 傷病名
- うつ病
- 決定した年金種類と等級
- 障害厚生年金2級
- 受給額
- 約189万円/年額 事後重症請求
相談者の状況
ご本人から電話で相談がありました。勤務先で上司からのパワハラと部下からの突き上げで板挟みになり、うつ病を発症したとのことでした。仕事を辞めたくても、上司の許可が下りず、ずるずると勤務していたが、勤務中に涙が出て止まらなくなり、心配した部下から病院受診を勧められました。受診後すぐに主治医より休職を命じられ、上司に対しての恐怖心があったようですが、何とか会社を辞めることができたとのことでした。その後も祖父が死去したり、妻が病気に罹患したりと災難が重なり、症状はますます悪化しているようでした。インターネットで障害年金のことを知り、このような状態でも障害年金が受給できるか知りたいとのことで当センターの無料相談会に来ていただくことになりました。
当センターによるサポート内容
最初、本人とお会いした際、症状が相当重いと感じました。ほとんど話すことができず、呼吸が苦しそうで、目を開けていることが苦痛そうだったため、30分程度で面談を終えました。ひとりでの外出が困難なため、前職の部下が車で送迎していたようでした。初診の病院と現在の病院が同じでしたが、認定日時点はそれほど重くはなかったということでしたので事後重症請求をすることになりました。診断書を依頼する際には、日常生活状況や病状がが反映されるように書類を添付しました。
結果
障害厚生年金2級、年間189万円の受給になりました(事後重症受給)。
ポイント
今回は、現在通院している病院の主治医が社会保険労務士が障害年金請求に関与することを快く思っていないとご本人より聞いていました。そのため、病院へ送迎している前職の部下の方と念入りに打ち合わせをして診断書の依頼等のサポートを進めていきました。ご本人の病状が悪く、思い出せないことも多かったので、病歴就労状況等申立書等も前職の部下の方からもお話を聞き作成しました。ご本人の奥様も体調が悪かったため、サポートしてくれる部下がいて、こちらも比較的スムーズに請求することができました。