広汎性発達障害とうつ病による事後重症請求で障害厚生年金2級。年間118万円の受給事例
- 年齢
- 女性(20代)/無職
- 傷病名
- 広汎性発達障害 うつ病
- 決定した年金種類と等級
- 障害厚生年金2級
- 受給額
- 約118万円/年額 事後重症受給
相談者の状況
お父様から娘さんのことで電話で問い合わせがありました。今までに何度も自殺未遂から措置入院を繰り返しており、現在も情緒不安定な状況が続き、しばらく就労出来ていないとのことでした。娘の将来のことを考え、障害年金の請求を考えているので詳しい話を聞きたいということで当センターの無料相談会に来ていただきました。初回面談の中で、受診した病院の数が多く、初診の病院がはっきりしていなかったため確認いただくようにお願いしました。後日、初診の病院が確定したとご連絡をいただきました。年金納付もクリアしていて、主治医より診断書も記載していただけるとのことでしたので、その後ご本人(娘)にもご来所いただき、サポートすることになりました。
当センターによるサポート内容
受診状況等証明書(初診証明)はお父様に取得いただきました。現在の病院に診断書作成を依頼する際に、日常生活状況が反映されるように書類を添付しました。「病歴・就労状況等申立書」は聞き取りを行い、日常生活・就労状況、病状や困っていることなどを細かく聞き出し作成しました。
結果
障害厚生年金2級取得、年間118万円を受給されました(事後重症受給)。
ポイント
今回は当初認定日請求を考えていましたが、認定日から3カ月以内に通院していた病院の受診が初診の1回しかなく、診断書の記載はできないと断られたため、事後重症での請求になりました。病院受診が不定期で、病院を転々としている方は、認定日にどこの病院を受診していたかわからないという方が多くいらっしゃいます。受診歴が不明な方は、手続きを始める前にもう一度ご自身で整理し、年表を作成するのが良いと思います(認定日に受診していないと思いこみ、事後重症で請求した後に認定日請求ができたと後になって気づくなんてことになるかもしれません・・・)。