ご本人から電話で問い合わせがありました。高校の頃に発病し、初診も高校生の頃からで以来ずっと病院に通院しているとのことでした。現在は就労支援施設に通所はしているが、仕事ができないので障害年金の請求を考えているとのことでした。以前お母様と一緒に年金事務所で説明を受けたが、その後進め方がわからなくなり、サポートをお願いしたいということでした。一度無料相談会に来ていただき、すでに初診日の証明書は取得されていましたが、主治医に診断書を記載いただけるかの確認ができていなかったため、そのときはサポートの説明のみで終了しました。その後１年近く経った頃、お母様から診断書を記載していただける旨の連絡をいただきました。再度お母様にご来所いただき、サポートをスタートすることになりました。

障害認定日と現在通院している病院が同じだったため、認定日請求を行うことができました。診断書作成を依頼する際、日常生活状況が反映されるように書類（認定日・現在）を添付しました。「病歴・就労状況等申立書」にはお母様から聞き取りを行い、発病から現在までの状況や日常生活、病状や困っていることなどを細かく聞き出し作成しました。

障害基礎年金２級取得、年間約７８万円を受給されました（認定日受給）。

今回は初回面談からサポートするまで１年超かかりました。本人の体調も悪く、お母様も仕事が忙しく行動に移せなかったようです。請求自体は遅くなりましたが、認定日時点と現在通院している病院が同じだったため、認定日請求することができました。多くの方が障害年金について説明を受けても、請求方法（認定日請求・事後重症請求）まで理解できている方は意外に少なく、初めて知ったという方がとても多いです。あいまいなまま何となく手続きしてしまって後で実は認定日請求が可能だった、などということもありますのでご自身で請求するときはきちんとした理解が必要になります。