相談者は当時、妄想・幻想がひどく、引きこもりの状態が続いていました。

部屋も常時カーテンを閉めたままで、通院すら間々ならず、通院をするにもタクシーを自宅まで呼びつけなければ外に出られないほど、外出をすることや他者とコミュニケーションを取ることに抵抗がありました。

当事務所では、通常事務所にお越しいただいての面談を実施しておりますが、相談者が外出もままならない状況であったことを考慮し、適確に状況を把握するため、本人の自宅まで山崎が会いに行きました。自宅にまで出向いても、なかなか満足に話しをすることが出来ませんでしたが、辛抱強く話しを聞き、受任に至りました。

当事務所が申請のサポートをした結果、障害厚生年金3級と事後重症障害年金2級が認められ、障害年金を受給することができました。遡及額は120万円、障害厚生年金も120万円、更新日まで2年間の期間があったので、総額360万円を受給することになりました。

この案件の場合には、認定日よりも申請段階の方が症状が悪化している状況だったので、その違いを診断書と申立書に反映させることに一番注意しました。申立書は相談者に山崎がヒアリングをし、整理をしてあげました。