ご本人から電話で問い合わせがありました。現在は家族が経営する会社に勤務しているが、躁鬱状態が交互に現れ、勤務中にも泣き出したりなど情緒不安定な状態が続いているとのことでした。手帳は保健福祉手帳の３級を取得しており、インターネットで障害年金のことを知り、このような状態でも受給できるかということで、無料相談会に来ていただくことになりました。

初診日は、１年半前で厚生年金に加入しており、認定日請求を検討することになりました。障害厚生年金には３級があるとはいえ、現在就労しているので、ご本人には３級も難しいかも知れないとお伝えしましたが、就労といっても家族経営の会社で、相当な配慮を受けていること、主治医が診断書を記載してくれるということでしたので、ダメ元で請求をすることになりました。病院に診断書作を依頼する際は、日常生活状況が反映されるように書類を添付しました。「病歴・就労状況等申立書」はご本人から日常生活・就労状況、病状や困っていることなどを細かく聞き出し作成しました。

障害厚生年金３級、年間５８万円の受給になりました（認定日受給）。

今回は、就労中ということもあり、認定されるのが難しいかと思いましたが、３級認定が認められました。診断書の就労状況や病歴就労状況等申立書に詳細に職場での援助状況や意思の疎通状況、日常生活状況を記載したのが、認定された大きな要因かと思います。