ご本人から電話で問い合わせがありました。発病してから仕事に就くことができず、入退院を繰り返し、現在も入院されているとのことでした。入院先の病院の患者さんから障害年金の事を教えてもらい、自分も請求ができるのかどうかなど詳しい内容を教えて欲しいとのことでした。詳しいお話しを聞くために外出許可を受けて当センターの無料相談会に来ていただくことになりました。

初診の病院が別の傷病で現在も通院している病院だったため、初診日証明は本人に依頼していただきました。認定日の時は病院受診がなかったため、事後重症での請求になりました。入院中だったこともあり診断書は病院に持参し、診断書作成依頼の際に、日常生活状況がきちんと反映されるように書類を添付しました。病歴・就労状況等申立書には診断書ではわからない日常生活状況や症状、困っていることなどを細かく記載しました。

障害基礎年金２級取得、年間約７８万円を受給されました（事後重症請求）。

今回はもともと「双極性障害」での請求でしたが、診断書の⑩障害の状態の「ア 現在の病状又は状態像」の欄に知的障害のチェックが入っていました。このような場合は、傷病名が異なっていても診断書にチェックがある限り、「病歴・就労状況等申立書」は出生時からの記載になりますので注意が必要です（発達障害も同様）。