躁うつ病による事後重症請求で障害厚生年金2級。年間148万円の受給事例
- 年齢
- 女性(30代)/休職中
- 傷病名
- 躁うつ病
- 決定した年金種類と等級
- 障害厚生年金2級
- 受給額
- 約148万円/年額 事後重症請求
相談者の状況
ご本人から電話で問い合わせがありました。発病から10年以上経っていて調子が良いときは就労することができるが、悪いときは寝たきりの状態ということが慢性的に続いているということでした。現在は同じ会社で3回目の休職中ということで職場復帰の見込みは立たないということでした。会社の産業医より障害年金という制度があると聞き、自分は受給対象になるのか、請求方法等詳しい内容を知りたいとのことで、ご本人に当センターの無料相談会に来ていただくことになりました。
当センターによるサポート内容
初診が10年前ということでカルテの破棄が心配されましたが保管されていました。ただし病院が地方だったということもあり、受診状況等証明書のやり取りは電話と郵送で行いました。診断書の依頼の際には日常生活がきちんと反映されるように書類を添付しました。病歴・就労状況等申立書はご本人から聞き取りをし、日常生活状況や症状、困っている事などを細かく記載しました。
結果
障害厚生年金2級取得、年間約148万円を受給されました。
ポイント
今回は初診日が10年以上前だったため初診日の証明が心配でしたが、カルテが残っていたので受診状況等証明書を取得することができました。カルテの保存期間は5年ですが、実際には5年以上経っていても残っている病院が多いのも事実です。仮に残っていない時は次に受診した病院で証明書を書いてもらうことになりますが、そこで初診日の確定ができる記載がないと証明するのが難しくなります。診察券や領収書も証明するための1つになりますので捨てずに残しておくと良いと思います。