知り合いの社労士の方からの紹介で、お母様から娘さんについてのご相談でした。

病歴が長く現在も就労できていないので、今後のことを考え障害年金の請求をしようと近くの年金事務所に相談に行ったところ、自分では手続きが難しいのでお願いしたいとのことでした。

詳しくお話しを伺うためお母様に、当センターの無料相談会に来ていただくことになりました。

お話しを伺ったところ、発病からの経緯があいまいで初診日の確定に苦労しました。

初診の病院はすでにカルテが破棄されており、その後の受診病院の順番に証明書を取得しました。

また診断書作成の際には日常生活がきちんと反映するよう書類を添付しました。

ご本人からも病歴の状況を詳しく聞き、病歴・就労状況等申立書を作成しました。

障害基礎年金２級取得、年間約７８万円を受給されました（事後重症受給）

病歴が長いと、初診の病院のカルテが破棄されていたり、通院した病院自体忘れていることが多いです（初診の病院だと思っていたのに前医があり思い出せないなど）。

今回は初診日が２０歳前で病院のカルテは無く、診察券や領収書などもありませんでした。

しかし年金の納付をきちんとされていたことで、どこが初診日になっても年金の納付要件をクリアできていたので、初診日の認定は難しかったのですが受給することができたのではないかと思います。