高次脳機能障害で基礎年金2級、年間77万円受給できた事例
- 年齢
- 男性(20代)/無職
- 傷病名
- 高次脳機能障害
- 決定した年金種類と等級
- 障害基礎年金2級
- 受給額
- 約77万円 事後重症請求
相談者の状況
本人のお父様からお電話いただき、息子さんが最近になって物忘れがひどくなり、病院を受診したところ高次脳機能障害と診断されたので障害年金について教えてほしいということで当センターにご相談にお見えになりました。
当センターによるサポート内容
ヒアリングの結果、高次脳機能障害の初診が中学校1年時のときに発症した脳腫瘍ということがわかりました。20歳前傷病の初診だったため、障害等級が1級と2級の障害基礎年金になります。まずは初診日証明を取りました。10数年前でしたので初診の病院にはカルテが残っていませんでしたが、2番目の病院にはカルテが残っており、初診病院と初診日を証明する記載がありました。さらにお父様と本人からヒアリングした結果、20歳時(障害認定日)に通院していた病院があったため、その病院で認定日の診断書を記載してもらいました。認定日から数年経っていましたので、現在の病院での診断書も記載いただき、認定日請求を行いました。
結果
障害基礎年金2級取得、年間約77万円を受給されました(事後重症請求)
ポイント
結果、認定日(20歳)時点の障害認定は認められませんでしたが、事後重症請求は2級に認められました。息子さんの将来を考えて請求する決断を選択されたお父様にもとりあえず喜んでいただきました。古い証明書、診断書について記載していただけるよういろいろ大変でしたが本当に良かったです。