ご本人のお父様からメールで問い合わせがありました。娘が小さい頃から中程度の知的障害で療育手帳を持っていて、今度娘が２０歳になり障害年金の請求を考えているとのことでした。ご自身で請求の準備を進めていたが、主治医より「最近は認定が困難になっている」との話しを聞き、また他の病名もついているということもあり専門家にお願いしたいとのことでした。詳細をお伺いするためお父さんに当センターの無料相談会に来ていただくことになりました。

 

療育手帳を持っていたので、受診状況等証明書（初診証明）の取得は必要ありませんでした。ヒアリングの中で知的障害は元来からあるが、現在は解離性障害も主治医より指摘されていることが判りました。両親からの依頼で診断書の作成をお願いする際には病院に同行して欲しいとのことでしたので、遠方でしたが同行しました。主治医ともお話をし、知的障害による日常生活状況がきちんと診断書に反映されるように書類を添付して依頼しました。「病歴・就労状況等申立書」には出生時から現在までの学校での状況や日常生活状況、また困っていることを詳細にヒアリングし作成しました。

 

障害基礎年金２級取得、年間約７８万円を受給されました（認定日請求）。

 

今回は、知的障害の２次障害で解離性障害も併発している状況でした。解離性障害は原則神経症に分類されますので精神病には該当しません。知的障害で日常生活にどの程度制限があるかを診断書と病歴就労状況等申立書に記載しました。結果２級認定になりました。