うつ病による事後重症請求で障害厚生年金2級。年間118万円の受給事例
- 年齢
- 男性(30代)/無職
- 傷病名
- うつ病
- 決定した年金種類と等級
- 障害厚生年金2級
- 受給額
- 約118万円/年額 事後重症請求
相談者の状況
ご本人から電話でお問い合わせがありました。幼少の頃はそれほど意識していなかったみたいですが、高校の頃より、対人関係に苦手意識を持つようになったようです。忘れ物が多く、注意力散漫で人の話を聞きなさいと注意されることが多かったとのことでした。社会人になっても人間関係に苦労し、転職を繰り返していました。次第に抑うつ状態となり、精神科を受診したようです。就労困難になり、長い間休職していましたが、結局復職できず、退職しました。現在もうつ状態がひどく就労困難な状態ということで、障害年金請求を希望し、当センターの無料相談会に来ていただきました。
当センターによるサポート内容
初診日や納付要件は問題なく、主治医の診断書記載承諾も取れたため、サポートを行うことになりました。病院は、今まで2件しか行っておらず、受診状況等証明書も問題なく取得できました。診断書を依頼する際は、日常生活状況が反映されるように書類を添付しました。「病歴・就労状況等申立書」は日常生活、病状や困っていることなどを細かく聞き出し作成しました。
結果
障害厚生年金2級、年間118万円の受給になりました(事後重症受給)。
ポイント
今回は、初診日から5年ほど経過していましたが、認定日の時は就労していたこともあり、事後重症での請求になりました。また診断書には発達障害関連の病状の記載があったため、病歴就労状況等申立書は生まれてから現在までの記載となりました。もともと発達障害の症状をある方は、一般就労ですと周りからの配慮が受けられず、集中力や注意力の無さや臨機応変な対応ができず、うつ症状を発症される方が多く見受けられます。長く就労するには、障害者枠での雇用も選択肢に入れることが重要になります。