ご本人から電話で問い合わせがありました。初診が１５年くらい前で、その時は働いていましたが、症状悪化からしばらくして会社を辞め、現在も外出することも困難で働ける状態ではないとのことでした。障害年金の請求を考えているが、手続きの方法がわからないので教えてほしいとのことでしたが、外出も困難で電車に乗ることができなかったため、自宅近くでお会いしました。初診日が不明だったのでご確認いただき、年金納付を確認しました。年金納付要件はクリアしており、診断書も記載いただけるとのことだったのでサポートすることになりました。

認定日と現在ともに病院に診断書作を依頼する際、日常生活状況が反映されるように書類を添付しました。「病歴・就労状況等申立書」は日常生活、病状や困っていることなどを細かく聞き出し作成しました。病院とのやりとりがご本人ではできなかったため、診断書の取得や、病院への追記等のやり取りはこちらで行ないました。

障害厚生年金２級、年間１２８万円の受給になりました（認定日受給）。

今回は初診からだいぶ経っていた請求事例でした。初診の病院にカルテが残っていませんでしたが、２件目の病院に紹介状があり、初診日を確定することができました。２件目の病院が認定日頃に通院していたため、診断書も記載いただくことができました。認定日から現在まで就労できず、家事や日常生活全般において家族から援助を受けている状況でした。時効により１０年近くが消滅してしまったため、もう少し早く障害年金を請求していれば、ご本人の不安や負担も早めに軽減されたのではないかと悔やまれます。