線維筋痛症による認定日請求で障害基礎年金2級。年間78万円の受給事例
- 年齢
- 女性(30代)/無職
- 傷病名
- 線維筋痛症
- 決定した年金種類と等級
- 障害基礎年金2級
- 受給額
- 約78万円/年額 認定日請求 事後重症請求
相談者の状況
ご本人からメールで問い合わせがありました。現在結婚しているが症状悪化から就労できず、自宅に引きこもって何もできない状態が続いているとのことでした。障害年金の請求を考えて夫に請求の手助けをしてもらっているが、難病ということもあり、最初の初診日がわからずつまずいているとのことでした。請求を助けて欲しいということで、ご主人と一緒に当センターの無料相談会に来ていただくことになりました。
当センターによるサポート内容
初診が3、4年前ということもあり、記憶が曖昧で同じ時期にいくつかの病院を受診されていました。初診だと思っていた病院が風邪での受診だったり、受診の順番が違っていたりしましたが、3つ目の病院で線維筋痛症の症状での受診がありました。初診日を確認すると認定日時点が現在通院されている病院と同じ病院ということが判明し、また症状も現在と変らないということでしたので認定日請求を行いました。診断書の依頼の際には日常生活がきちんと反映されるように書類を添付しました。病歴・就労状況等申立書はご本人から聞き取りをし、日常生活状況や症状、困っている事などを細かく記載しました。
結果
障害基礎年金2級取得、年間約78万円を受給されました(認定日、事後重症受給)。
ポイント
最近では診療できる専門病院が多くなりましたが、まだまだ「繊維筋痛症」は診断が難しく、判明するまでは病院をいくつか周られるケースが多く見られます。また1回きりの受診も多いため、初診日証明を取得することが困難になります。初診時は違う診断名でも「関節の痛み、痺れやこわばり、疲労感」などの繊維筋痛症の症状が受診状況等証明書に記載されているようでしたら初診日として認められることもありますので、受診歴はきちんと整理しておきたいものです。