関節型エーラスダンロス症候群、右外傷性肩関節不安定症、左肩関節不安定症、両側反復性膝蓋骨脱臼による事後重症請求で障害基礎年金1級。年間97万円の受給事例
- 年齢
- 女性(30代)/無職
- 傷病名
- 関節型エーラスダンロス症候群、右外傷性肩関節不安定症、左肩関節不安定症、両側反復性膝蓋骨脱臼
- 決定した年金種類と等級
- 障害基礎年金1級
- 受給額
- 約97万円/年額 事後重症請求
相談者の状況
メールでご本人からお問い合わせがありました。以前から関節の痛みや脱臼の症状があったようですが、最近エーラスダンロス症候群と診断されたそうです。現在は外出時には松葉杖をついて移動するほど悪化しているとのことで、障害年金請求を考えているので詳しい内容を教えて欲しいとのことでした。当センターの無料相談にご来所いただき説明したところ、ひとりでの請求は難しいとのことでサポートをすることになりました。
当センターによるサポート内容
当初、初診だと思っていた病院に受診状況等証明書を記載いただきましたが、その証明書の中に別の病院を先に受診していた記載があり、改めて受診状況等証明書を取り直しました。診断書依頼の際には、日常生活状況が反映されるように書類を添付しました。「病歴・就労状況等申立書」は日常生活、病状や困っていることなどを細かく聞き出し作成しました。
結果
障害基礎年金1級、年間97万円の受給になりました(事後重症受給)。
ポイント
今回、最初は障害厚生年金での請求でしたが、審査の結果、初診日が変更になり障害基礎年金に変わりました。この病気(関節型)の症状には、全身の関節が緩く、脱臼がしやすいなどがあります。この方は今まで受診していた病院では診断されず、自分で調べてエーラスダンロス症候群の症状が当てはまるということで、専門医がいる病院を受診し確定診断されました。肢体の障害は症状が多岐にわたり、いくつか病院を受診しても、病名が確定しないまま通院を続けている方もいらっしゃいます。そのため初診日がいつになるかの判断が難しくなるため注意が必要です。