糖尿病性腎症・慢性腎不全(尿毒症)による事後重症請求で障害基礎年金2級。年間78万円の受給事例
- 年齢
- 女性(40代)/無職
- 傷病名
- 糖尿病性腎症による慢性腎不全(尿毒症)
- 決定した年金種類と等級
- 障害基礎年金2級
- 受給額
- 約78万円/年額 事後重症請求
相談者の状況
ご本人から電話で問い合わせがありました。もともと糖尿病の家系だったが、会社に勤めていた頃は、健康診断では異常を指摘されたことはなかったようです。その後無職だった5年前に突然右目が見えなくなり、近所の眼科を受診したところ、糖尿病性網膜症と診断されたようです。大きな病院で精密検査するよう勧めら、大学病院で検査を行ったところ腎臓も悪く、糖尿病性ネフローゼ症候群と診断されました。その後、薬の副作用の影響で、肝臓も悪くなり、就労できない状態が続いていたようです。その後も通院を続けましたが、3年くらい前からクレアチニン数値が上昇し、2年前に人工透析になりました。人工透析を受けていると障害年金が受給できると聞き、当センターの無料面談に来ていただくことになりました。
当センターによるサポート内容
ご本人の体調が悪かったため、こちらで受診状況等証明書(初診の証明)を取得しました。病院に診断書作を依頼する際、日常生活状況が反映されるように書類を添付しました。「病歴・就労状況等申立書」はご本人から日常生活・就労状況、病状や困っていることなどを細かく聞き出し作成しました。
結果
障害基礎年金2級、年間78万円の受給になりました(事後重症受給)。
ポイント
認定日の頃は人工透析になっていませんでしたが、ご本人の体調が悪かったため、認定日請求が可能かどうか精査しました。初診日が国民年金加入中だったので、2級以上に該当していないと受給はできません。当時の検査結果等を確認したところ、2級以上にはならないと判断し、事後重症での請求になりました。