ご本人から電話でお問い合わせがありました。２０年近く前に胃腸炎を発症したときに多発性嚢胞腎が見つかり、投薬治療を続けていました。その後も倦怠感や腹部の膨満感は続いていましたが、日常生活に支障はなかったようです。２年ほど前から症状が進行し、人工透析施行となりました。障害年金のことは知っていたのですが、手続きが大変そうとのことで請求されていませんでしたが、ネットのホームページを見てお電話いただき無料相談に来ていただきました。制度の仕組みや請求方法を説明したところ、やはり一人では大変そうということでサポートをさせていただくことになりました。

 

多発性嚢胞腎が見つかったのは２０年前でしたが、その病院がかかりつけ医だったということもあり、受診状況等証明書を取得できました。現在通院している病院で診断書を記載いただく際には、日常生活状況が反映されるように書類を添付しました。「病歴・就労状況等申立書」は日常生活、病状や困っていることなどを細かく聞き出し作成しました。

障害厚生年金２級、年間１０５万円の受給になりました（事後重症受給）。

 

今回は、認定日の頃は症状が軽かったため、事後重症での請求になりました。人工透析施行は障害等級２級に該当しますが、初診日の確定や年金の納付要件のクリアが必要になります。今回は２０年前の初診でしたが、かかりつけ医だったため、カルテも残っており初診日の確定ができました。請求をお考えの方は、まずは初診日の確定から進めるようにしましょう。