肺癌による事後重症請求で障害厚生年金2級。年間116万円の受給事例
- 年齢
- 男性(60代)/会社員
- 傷病名
- 肺癌
- 決定した年金種類と等級
- 障害厚生年金2級
- 受給額
- 約116万円/年額(配偶者加算あり) 事後重症請求
相談者の状況
ご本人から電話で問い合わせがありました。現在は倦怠感や疲労感から就労できず、年金保険料もあまり払ってはいなかったが、自分は障害年金の受給資格があるのか知りたいということでした。手続きを含め教えて欲しいとのことでしたが、体調が思わしくなく来所が難しかったのでご自宅でお話しを聞くことになりました。
当センターによるサポート内容
肺癌と伺っていましたが、ほかにもさまざまな病気からいくつもの病院を受診していたため、初診日を確定するのに比較的時間がかかりました。また現在通院中の病院の主治医が障害年金の診断書についてあまり詳しくなかったので、病院に同行して内容を説明して記載してもらいました。
病歴・就労状況等申立書はご本人から聞き取りをし、日常生活状況や症状を細かく記載しました
結果
障害厚生年金2級取得、年間約116万円を受給されました(事後重症受給)
ポイント
癌での請求の場合、診断書は「血液・造血器・その他障害」の診断書になります。この診断書は癌専用ではないため、主治医も記載の仕方に少し戸惑うようです。おもに自覚症状や他覚所見、血液検査などになりますが、癌については書きにくいようで、無記載の箇所が多いように思います。こちらで主治医にお会いするときはできだけ症状を診断書に記載いただくようお願いしています。また病歴・就労状況等申立書はいつもより詳細に症状や日常生活について記載するよう心がけています。