ご本人のご主人様から電話でお問い合わせがありました。複雑な家庭環境下で育ち、次第に精神的に追いつめられ、中学3年の時に病院を受診しすぐに入院することになりました。それ以降も何回か入退院を繰り返していたそうです。現在も抑うつ気分、不安感が強く、希死念慮も続き、就労できない状況とのことでした。障害年金を請求しようと年金事務所に行かれたようですが、実際にどのように進めたらいいか相談したいとのことでした。ご夫婦で無料面談にご来所いただき説明したところ、サポートをご希望され一緒に進めていくことになりました。
 

「受診状況等証明書」はご主人様に取得していただきました。
診断書作成を依頼する際は、日常生活状況が反映されるように書類を添付しました。
「病歴・就労状況等申立書」は日常生活、病状や困っていることなどを細かく聞き出し作成しました。
 

障害基礎年金２級取得、年間約８１万円を受給されました（事後重症受給）
 

今回は障害認定日（20歳時）の時の診断名が「神経症」だったこともあり、事後重症を行いました。ご本人とは面談時にお会いしましたが、対人緊張からご主人を介してでしかお話いただくことができない状態でした。その後のやり取りもご主人と行っていました。障害年金はどんなに症状が悪くても、請求しなければ受給されることはありません。最近は、病院の方から障害年金を教えてもらって連絡したという相談者の方もいらっしゃいます。病気によって働けない、日常生活が困難という方に障害年金のことを知ってもらえたらと思います。