慢性腎不全による事後重症請求で障害基礎年金2級。年間100万円の受給事例
年齢:男性(40代)/ 無職
傷病名:慢性腎不全
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
受給額:約100万円/年額(この加算あり) 事後重症請求
相談者の状況
ご本人から電話でお問い合わせがありました。現在は人工透析を行っていいました。障害年金の請求を考えているが、初診が幼少期でその病院が閉院されていて、どのように初診日を証明したらいいかわからないとのことでした。無料相談に来ていただき内容を説明しましたが、家族と相談するとのことでその日は終わりました。数か月後にご連絡いただきサポートを行うことになりました。
当センターによるサポート内容
初診日の病院が閉院していたため、次に受診した病院に問い合わせましたがカルテがなく、3件目の病院で受診状況等証明書を取得しました。そのほか第三者証明書を数名から記載いただきました。その後診断書を依頼し、あとは請求する予定でしたがその後連絡が取れなくなりました。数年後に連絡があり、再度診断書を記載いただき、手続きを進めていきました。「病歴・就労状況等申立書」は日常生活、病状や困っていることなどを聞き出し作成しました。
結果
障害基礎年金2級、年間100万円の受給になりました(事後重症受給)。
ポイント
今回は、20歳前傷病で請求を行いましたが、初診日が認められませんでした。受診状況等証明書と一緒に提出した紹介状に記載があったクレアチニンの数値の悪い日を初診日とすると返戻照会がありました。ただ年月の記載はあったのですが、「日」の記載がなかったため、受診状況等証明書を記載いただいた病院で「日」を追記するよう言われました。病院へ問い合わせたのですが、すでに閉院していたため証明することができませんでした。その後、初診日とすると言われた日より前の検査結果が見つかり、クレアチニンの数値が悪かったため、この日を初診日として申し立てました。結果、初診日と認められ無事受給することができました。