ヒト免疫不全ウイルス感染症による認定日請求で障害厚生年金3級。年間58万円の受給事例
年齢:男性(30代)/ 会社員
傷病名:ヒト免疫不全ウイルス感染症
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
支給月から更新月までの総支給額:約58万円/年額 認定日請求
相談者の状況
ご本人からメールで問い合わせがありました。現在就労はできているが、HIVに感染しており、障害者手帳も持っているが自分は障害年金は請求できますかとの内容でした。初診日を聞いたところ、もう少しで1年6ヵ月経過するとのことでした。検査結果や日常生活の状態等で判断される旨をお話したところ、無料面談を希望され当センターの無料相談会へ来ていただくことになりました。
当センターによるサポート内容
初回面談の際に持参いただいた検査結果が1年以上前のもので、当時は相当悪かったのですが、現在は回復され数値も安定してきているとのことでした(最近の詳しい数値は不明とのこと)。とりあえず認定日経過後に病院を受診して、検査結果の数値が認定基準に該当しているか確認してから請求を行うことにしました。その後検査結果を精査したところ3級の認定基準に該当していたので請求することにしました。診断書を依頼する際には、自覚症状をまとめた書類を添付しました。「病歴・就労状況等申立書」には日常生活状況や就労状況、困っていることなどを細かく記載しました。
結果
障害厚生年金3級取得、年間約58万円を受給されました(認定日請求)。
ポイント
免疫機能障害での認定は、おもに「検査数値」、「エイズ発症の既往歴」、「身体症状」で審査されます。「検査数値」、「エイズ発症の既往歴」は明確ですが、「身体症状」は自身でお伝えしなければわからない項目もあります。請求前に自身の症状が反映されているか、認定基準に該当しているかの確認は必ず行いましょう。