注意欠陥多動性障害、アスペルガー症候群、うつ病による額改定請求で障害厚生年金2級。年間175万円の受給事例
年齢:男性(50代)/ 無職
傷病名:注意欠陥多動性障害 アスペルガー症候群 うつ病
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約175万円/年額 額改定請求
相談者の状況
ご本人から電話で問い合わせがありました。1年ほど前にご自身で請求され、そのときは3級で認定されました。ただし3級の認定に納得がいかないということで保険者(共済組合)に確認したようです。そのときは保険者の説明に納得したようですが、その後も体調悪化から就労はできておらず、日常生活全般でも家族から多くの援助を受けていました。もともと発達障害があったようですが、当時は障害かどうかはっきりわからず、職場でいじめられたり冷遇され、うつ病を発症したとのことでした。3級から2級の額改定を行いたいということで当センターの無料相談会に来ていただくことになりました。
当センターによるサポート内容
面談では、極度の対人緊張と不安感から怯えているように感じられました。障害年金額改定のやり方を一通り説明したところ、他人と話すことがほとんどできないため、主治医に診断書の依頼もできないということでした。サポートをすることになり、診察の際に同行して主治医に障害年金額改定の診断書の話しをしました。書いていただけるとの承諾をいただきサポートを進めていきました。初診日は共済組合でしたが、年金事務所で額改定請求書を提出しました。
結果
障害厚生年金2級取得、年間約175万円を受給されました。
ポイント
今回は、額改定請求の依頼でしたが、明らかに病状や日常生活状態は2級相当の方でした。もともと発達障害がある方でしたので、ご自身で裁定請求されたようですが、他人との会話がうまく症状を伝えれれていなかったこともあり、3級認定だったようです。ご家族の方がサポートしてくれる状況であれば少し違ったかも知れませんが、そうでない場合はやはり我々のような障害年金専門の社労士の支援が必要になります。