慢性腎不全による事後重症請求で障害厚生年金2級。年間156万円の受給事例
年齢:男性(50代)/ 無職
傷病名:慢性腎不全
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約156万円/年額 事後重症請求
相談者の状況
ご本人からメールで問い合わせがありました。障害年金の請求を考え年金事務所に相談したところ、まずは初診日の証明書の取得が必要と言われたようです。しかし初診日が25年以上前ということもあり、証明の仕方やノウハウがわからなかったため、専門家に相談したほうがいいと判断され当センターにご連絡いただきました。詳しいお話しを聞くためご本人に当センターの無料相談会に来ていただくことになりました。
当センターによるサポート内容
会社員をずっと続けていらっしゃいましたが、転勤族ということもあり通院していた病院は日本各地にありました。初診日は25年前でしたが、初診の病院から1軒1軒丁寧にカルテの有無を確認していきました。結局9軒の病院にはカルテが残っておらず、10軒目の病院でようやく「受診状況等証明書」を取得することができました。また確実に初診日が特定されるように「初診日にかかわる第三者証明」も2名の方に記載していただきました。「病歴・就労状況等申立書」は病歴が長かったですが、ご本人より年表で病歴と就労状況の表をいただいていたので比較的スムーズに作成することができました。
結果
障害厚生年金2級取得、年間約156万円を受給されました(事後重症受給)。
ポイント
今回は初診が25年前で初診日を証明できるかが問題でした。「初診日にかかわる第三者証明」を記載してもらいましたが、9軒の病院から「受診状況等証明書」が取得できなかったので確定が難しいかなとも考えていました。しかし大学卒業してすぐに就職し、年金の未納がなかったことも認定された要素かなと思っています。元気な時は自分が障害年金を請求するとは考えないので年金納付を後回しにされている方が多く、いざ請求することになると年金の納付要件がクリアできず請求できない方が多いのも現状です。